【北斗晶・乳がん告白】マンモグラフィー推奨は40歳以上 20~30代には「不利益」も(1/3ページ)

健康・予防

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favicons?domain=www.sankei 産経ニュース 2015.10.23 UPDATE

(2015年10月13日 産経ニュースより) 元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さん(48)が乳がんであることを明らかにしたことで、乳がん検診への関心が高まっている。乳がんは早期に発見できれば治療が可能なことが多いが、検診が推奨されるのは40歳以上。20~30代の検診は有効との根拠は示されておらず、専門家は「検診のメリットとデメリットを知った上で判断してほしい」と話す。

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伊藤ゆり

大阪医科大学 研究支援センター 医療統計室 室長・准教授 博士(保健学)

北斗晶さんのニュースを聞いて、私もがん検診を受けよう!と思った方、すごく多いと思います。今までに一度も受けていない40歳以上の貴女!ぜひお住いの市町村でがん検診を受けてください。1000円前後で受診出来ます。

でも、40歳未満の方、この記事にもあるように、ちょっと待ってください。実は40歳未満の方に対しての乳がん検診(マンモグラフィーによる検査)は検診を受けることによって死亡率をさげる効果がわかっていません。むしろ、がんでないのにがんかもしれないと診断されてしまう可能性が高いなど、不利益の大きさの方が報告されています。

近い親族に乳がんになった方がいるので心配という方以外は特にマンモグラフィーを40歳未満で受けるメリットはありません。また、家族歴のある方でも、若い方はマンモグラフィーよりも超音波検査を勧められます。

北斗さんが若い人も、乳がん検診を!と言っていますが、乳がん検診は40歳になってから受診してください。

ちなみに、40歳未満の若い女性が受診して効果があるのは、子宮頸がん検診です。日本では20歳から受診できます。市町村のハガキを持って婦人科にいけば無料〜数百円で受診できます。婦人科は恥ずかしい…と思う方もいるかもしれませんが、恥ずかしくてがんになるよりも、一時の恥ずかしさを乗り越えてがんを予防しましょう!

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