第21話 25年前にゲイたちが選択したこと~性的マイノリティーとHIV/エイズ(1)
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yomiDr(読売新聞) 2015.11.20 UPDATE
(2015年11月19日 yomiDr(読売新聞)より) 東京都では、世界保健機関が「世界エイズデー」と定めた12月1日を中心に前後1か月をエイズ予防月間として、広く啓発に努めるほか、検査・相談を拡充して実施しています(11月16日〜12月15日)。この時期、他の自治体等でも同様の取り組みが行われています。
日本にエイズの原因となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染した人がゲイだったことがセンセーショナルに報道され、社会的なパニックの中で「エイズ予防法」が作られました。そういった状況によってゲイの方々は当時強い差別をうけ、偏見にさらされました。
そんな中でも声を上げつづけ、自らゲイであることや、さらにHIV感染者であることまで公表して社会に理解を求めた勇気ある人たちがいました。
たとえば、1995年に出版された大石 敏寛さんの「せかんどかみんぐあうと」(朝日出版)という本があります。ゲイであることをカミングアウトした後、さらにHIVポジティブであることを書籍上で公表(つまりセカンド・カミングアウト)し、そのおもいと社会へのメッセージがつづられた本です。
当時、薬害エイズ事件の被害にあわれた方々の支援を少しやっていた私も、大石さんの手に取り、強い衝撃を受けました。講演会にも足を運びました。
このヨミドクターの連載記事、そんな当時を思い出します。
今年に入って、世田谷区や渋谷区が同性カップルへパートナーシップ証明書を発行するなど日本でも性的マイノリティに関して社会が大きく動いています。日本がいっそう多様性を認め合う社会へと成熟できるかが問われている時期だと思います。今後の動向にとても注目しています。
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佐々木 由樹
管理栄養士 健康運動指導士 MPH(公衆衛生学修士)
ちょうど今、新宿二丁目にいて、この記事を読みました。少し、泣きそうになりました。
偏見がなくなりますように…。
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