ほくろと悪性黒色腫(メラノーマ)をどう見分ける?
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Medエッジ 2015.12.11 UPDATE
(2015年12月10日 Medエッジ) ほくろと悪性黒色腫(メラノーマ)をどう見分ければよいのか。米国皮膚病学会から2015年8月に報告したものを参考にしてみよう。 皮膚がんは米国で最もよく見られるがんという。日本でも珍しくはないだろう。中でも悪性黒色腫は死亡率が高いので注意すべきところ。 同学会によると、忙しい親世代でも増えているという。親は子どもの健康に気を遣っているが、自分自身の健康にも注意したいと説明する。
メラノーマは、メラニンをつくるメラノサイト(色素細胞)や母斑細胞(ほくろの細胞)ががん化してできる皮膚がんの一種。治療は、他のがんと同様、早期発見し手術で完全に切除することが重要です。
この早期発見に役立つのが、記事でも紹介されたABCDEというメラノーマの特徴です。ABCDruleとも呼ばれます。
A:Asymmetry
形が左右非対称
B:Border of irregularities
辺縁がギザギザして不整である。色のにじみがある
C:Color variegation
色調が均一でない。色むらがある
D:Diameter greater than 6mm
長径が6mm以上である。
E:Enlargement or evolution of color change, shape or symptoms
大きさの拡大、色や形、形状の変化
ABC・・・なんて書いてるので、分かりやすそうですね。
ですが、実際やってみると、とても難しい。以前、家族をチェックしてみたことがあるのですが、あれもこれも疑わしく見えてしまいます。また、悪性黒色腫には悪性黒子型黒色腫、表在拡大型黒色腫、結節型黒色腫、末端黒子型黒色腫という4病型があって、それぞれ見た目が異なるので、やはりチェックは難しい。
ですので、ABCDEに当てはまる変化に気付けるよう、普段から皮膚を気にかけおくことが重要だと思います。
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