バレット食道からの食道がんの予防は?内視鏡で定期健診を

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favicons?domain=www.mededge Medエッジ 2015.12.21 UPDATE

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(2015年12月19日 Medエッジより) 食道の内側に変化が出てくる「バレット食道」と呼ばれる状態になっている人は多い。  そうした人は定期的に内視鏡の検査を受けると、食道がんの予防につながるようだ。

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尾瀬功

愛知県がんセンター研究所 疫学・予防部 主任研究員 医師 博士(医学)

バレット食道という状態の人が定期的に内視鏡検査を受けると、食道がんの予防になるかもしれないという趣旨の記事です。しかし、アメリカで行われた研究であるため、日本人でも同様の結果になるかどうかはわかりません。
欧米における食道がんは「腺がん」と呼ばれるタイプが主体です。胃酸の逆流などの刺激で食道の表面が変化したのが「バレット食道」と呼ばれる状態で、このバレット食道から腺がんが発生するとされています。一方で日本では腺がんは少なく、ほとんどが「扁平上皮がん」というタイプになります。この扁平上皮がんは主にお酒やタバコが原因になって発生するといわれています。
このように原因自体が異なるので、日本人で食道がんを予防する場合、まずはタバコを止めることとお酒を減らすことが最も効果のある方法になるでしょう。また、胃がんの検診を受けるときには一緒に食道も調べてくれますので、40歳以上の人は市町村などでやっている胃がん検診を受けるのが最も手軽かつ安価でいいと思います。

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