箱根駅伝、青学躍進の陰に“理詰め”の体幹トレーニング【前編】

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favicons?domain=gooday.nikkei.co 日経Gooday(グッデイ) 2016.01.06 UPDATE

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(2016年1月1日 日経Gooday(グッデイ)より) 7年連続、通算20回の出場、最高順位5位。それが青山学院大学駅伝チームの箱根駅伝(正式名称:東京箱根間往復大学駅伝競走)における2014年までの成績だった。ところが2015年の大会では、誰もが予想していなかった歴代記録を大幅に塗り替える成績で、創部96年目にして往路復路ともに制して初の総合優勝を果たした。2016年の大会でも優勝候補の呼び声が高い青学の大躍進の秘密を、トレーニングの一端を担ったフィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏に聞いた。併せて一般ランナーもぜひ取り入れたい、最先端のエクササイズの一部を紹介する。

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中田由夫

筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)

今年の箱根駅伝、青山学院大学の連覇でしたね。この記事では、その青山学院大学を支えるフィジカルトレーナーの方の話が紹介されています。理詰めの体幹トレーニングによって、故障者の数が減り、競技能力が向上した、とのことです。

ヘルスナッジ的に解釈すると、この記事の内容は、フィジカルトレーナーによる「専門家の意見」であり、科学的に検証された結果ではありません。したがって、本当に体幹トレーニングによって故障者が減少したのか、本当に体幹トレーニングによって競技能力が向上したのか、という点は定かではありません。

これを「科学的に検証」するためには、箱根駅伝出場を狙う20チームを10チームずつ2群に分け、一方には体幹トレーニングを指導し、一方には従来のトレーニングを指導します。1年後または2年後に、故障者の数や競技能力を評価することで、体幹トレーニングの有効性を検証することができます(これをクラスターランダム化比較試験といいます)。

このような「科学的な検証」が必要かどうかは分かりませんが、「エビデンス」が必要なときは、このようにして研究をおこなっていきます。

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