がん検診で「過剰に患者」どこまで許せるか、1000人中ならば100人~300人が中心

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favicons?domain=www.mededge Medエッジ 2015.05.16 UPDATE

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(2015年3月17日Medエッジより) がん検診を1000人に受けてもらったときに、許容できる拾い上げの誤りは100人から300人の範囲でばらついているようだ。  英国オックスフォード大学の研究グループが、英国医師会が発行する有力医学誌BMJの2015年3月号で報告した。

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伊藤ゆり

大阪医科大学 研究支援センター 医療統計室 室長・准教授 博士(保健学)

「がんは早く見つけて治してなんぼ」と、がんの早期発見に関してはポジティブなイメージが強いですが、見つける必要のないがんを検出し治療する、過剰診断・過剰治療の問題は、ますます大きくなってきています。がんでないのに一次検診で陽性と診断され、精密検査を受けた偽陽性の方にとっては、精神的負担や精密検査の偶発症・合併症のリスクが生じます。がん検診にはこのように利益だけでなく不利益もあることをもっと知ってほしいと思います。不利益のないがん検診はありませんが、不利益を上回るほどの利益がないがん検診は、住民ベースで行うべきではありません。そのような判断をするためにも、検診の不利益に関するデータを蓄積して正しい判断をできるようにしたいですね。

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