奥原剛

大学病院医療情報ネットワーク研究センター　東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野　特任助教　MPH（公衆衛生専門職）

瞑想は、マドンナ、ミランダ・カー、ケイティ・ホームズ（トム・クルーズの奥さん）、リチャード・ギア、クリント・イーストウッドなどの有名人も習慣にしているということで、はやっていますね。瞑想に関する複数の研究に基づいて、ストレス軽減の効果も認められています。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24395196

瞑想はいろんなやり方が言われていますが、この記事にあるように、楽な姿勢で、ゆっくり呼吸して、頭を空っぽにしていく、というのが基本です。息を吐くときに「はく、はく、はく、はく・・・」と心でつぶやき、息を吸いながら、「すう、すう、すう、すう･･･」と心でつぶやいて、その心のつぶやきに集中して、雑念が浮かびにくくするという方法もあります。

いろんな映画の中で窮地に立たされた主人公がよくいう“I don’t know anything anymore.”というセリフが個人的にツボなのですが、仕事などで忙しい上に空いた時間までスマホをいじったりして頭を空っぽにする時間がないと、“I don’t know anything anymore.”、つまり「なにがなんだかよく分からない」という状態になることはないですか？　自分が何を求めていて、何が問題なのかも分からなくなる、みたいな。そんなときは瞑想をする時間をつくってみてはいかがでしょうか。