医者にタメ口が多い2つの理由 (All About)

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favicons?domain=headlines.yahoo.co Yahoo!ニュース 2017.04.03 UPDATE

医者のタメ口が多い理由はナゼでしょう? これには“意図的にタメ口で話している場合”と“知らないうちにタメ口になっている場合”が考えられます。医者にタメ口が多い2つの理由について解説します。

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新井 奈々

東京大学大学院医学系研究科 社会医学専攻 医療倫理学 博士課程在学 医師 麻酔科指導医 集中治療専門医 心臓血管麻酔専門医 公衆衛生学修士(MPH)

この記事は、医師の「タメ口」に注目していますが、これは広く見ると「医師と患者のコミュニケーション」のあり方の一つです。

記事の「高齢な夫人が胃カメラを勧められた」は、おそらく著者は、夫人が躊躇している状況を想定しているのでしょう。砕けた話し方の医師は、躊躇する理由を聞くことなく、胃カメラの細さや鎮静剤使用の説明をしているのは、やや一方的な対応とも感じます。このように、患者の意思とは関係なく患者の福利のために決定するのが医師の義務ととらえることを「パターナリズムモデル」といいます。

また、丁寧な話し方の医師は、「情報提供モデル」に当てはまります。医師の義務は情報を提供し患者の選択する治療に従うという解釈に基づいています。

他にもモデルはあり、どれが一番良いというものではなく、医師は各々のシチュエーションで適切なモデルを選択してコミュニケーションをしています。少なくとも、本記事では、2つの例で伝える内容が大きく異なっています。口調で親しみやすさを評価することは妥当ではないでしょう。

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