【健百】患者にうつすと分かっていても...病欠する医師少ない―米調査
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あなたの健康百科 2015.07.13 UPDATE
(2015年7月10日 あなたの健康百科より) 米フィラデルフィア小児病院のジュリア・E・シムチャック氏らは、同病院の関連施設に勤務する約500人の医療従事者を対象に調査したところ、患者に感染させる危険性を認識していながら、過去1年間に体調不良でも出勤したことのある人が8割を超えることが分かったと、7月6日発行の米小児科専門誌「JAMA Pediatrics」(電子版)に報告した。下痢でも出勤すると回答した医師も約4割に上っていたという。その背景には、医師の使命感や人員不足などがあるようだ。
アメリカの医師・看護師などを対象に調査したところ、大多数の医療スタッフが、自身の体調が悪くても出勤すると答えたそうです。
日本の医療者で同様の調査があるのかわかりませんが、同じような結果なのではないかなと推測します。
そして「体調が悪くても休まない」という理由も同じような気がします。
医療機関は、少人数・ぎりぎりで対応しているのが現状だと思います。
特に医師は少人数です。
バックアップ体制を準備できている病院は、大学以外ではほとんどないのではないでしょうか。
また、「休んではいけない」という雰囲気があると思います。
ゆとりがないのです。
しかし、体調が悪くなるのは、本人の責任ではどうしようもないことは多分にあります。
個人的にはこのような労働環境は改善されてほしいなぁと思います。
具体的には、病院・診療所の集約化により、1医療機関あたりの医療スタッフを増加させて、ゆとりのある体制ができるといいなと思います。
上記は医療機関における医療者の労働者の環境として記載しましたが、おそらく日本の労働環境一般に当てはまるのではないかなと思います。
個人で対応できないことでも、社会全体で対応できると思いますけどね。
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