平均寿命の地域差拡大…医師数・生活習慣、関連見えず
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ヨミドクター 2017.07.26 UPDATE
平均寿命や健康寿命の都道府県格差が2015年までの25年間で拡大したという研究結果を、東京大学や米ワシントン大学などの研究チームがまとめた。医療費や医師数は格差拡大と明確な関係はみられなかった。英医学誌「ランセット」電子版に発表した。
日本全国の膨大な死因などに関するデータを分析して、日本の都道府県別の健康状態を浮き彫りにした結果が発表されました。
平均寿命に格差が10年間に拡大したことは注目すべきでしょう。
喫煙など、生活習慣の影響が大きいこと、医師数などは関連がないことも興味深いです。この研究だけではこれ以上はなんとも言えませんが、医療の充実よりも、病気になる前の普段の生活の場を健康的に整えることにもっと資源を投入すべきなのかもしれません。
働き方改革や健康経営といった最近の傾向も、健康格差の観点でより良い方向に進んで欲しいと思います。
受動喫煙を予防するための法整備をするなど、自ら意識しなくても健康的な行動を維持できるようにするための政策にももっと積極的になるべきでしょう。
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