認知症リスクを初期段階で判断する採点システム、高得点は危険度が7倍に、米国研究グループが開発
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Medエッジ 2015.05.13 UPDATE
(2015年5月12日 Medエッジより) 軽度認知障害(MCI)になりやすい人を判定する簡単な採点システムが開発されたようだ。 認知症リスクを初期段階で判断する上で有効と見られる。
素晴らしい研究です.
日本神経学会によると,認知症とは,「一度正常に達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下し,日常生活や社会生活に師匠をきたすようになった状態をいい,それが意識障害のないときに見られる」とされています.つまり,一度低下し始めた認知機能を戻すことは現在の医療ではできません.人間は必ず死を迎えることを考えると,体の寿命よりも脳の寿命が早く訪れていると言い換えることもできるかもしれません.
ちなみに,認知症と健常のはざまが「軽度認知障害(MCI)」です.認知症までいかないものの,本人も周りも,なんか物忘れが多くなってきたな〜という状態です.
記事の最後にも少し触れられていますが,認知症が治せないものである以上,何を予防すれば認知症になりづらいか,少なくとも認知症になるのを遅らせられるか,を知ることが本人,ご家族,そして社会にとってもとても大切なことです.今回の研究は認知症のリスクを明らかにしたようでいて,実はその予防因子を教えてくれた1つの研究とも言えます.
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