ミルクセーキの一口で体重増加を予測、ダイエットの仕方も変わってくる可能性

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favicons?domain=www.mededge Medエッジ 2015.06.03 UPDATE

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(2015年6月1日 Medエッジより) ミルクセーキを一口したときの脳の反応を調べると、その人の体重が増加するか予測することが可能であると分かった。

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中田由夫

筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)

満腹な状態で、ミルクセーキを出されたときに、脳が反応するかどうかが、快感に関与するホルモン「ドパミン」に反応しやすくなる遺伝子型を保有している人で、より多く確認された、という内容です。さらに、その後の体重変化とも関係するのではないか、ということが健康な32人を対象に検討されています。興味深い内容ですが、この遺伝子型を持っているだけで、肥満になりやすいと言えるかどうかは微妙です。
ここでの遺伝子型は「一塩基多型(SNP)」とよばれ、肥満と関連するSNPは700種類以上あると言われています。700も種類があれば、1つくらい肥満になりやすい遺伝子を持っていても、大した影響はなさそうに思いますし、実際、その影響は大したことはありません。「遺伝子で決まる」と言われると、その影響が非常に強いと思いがちですが、ひとつの遺伝子だけで決まるものもあれば、非常に多くの遺伝子で決まる、すなわち、ひとつの遺伝子の影響はそれほど強くないものもあります。
「肥満の予防と治療には個別化アプローチが必要」との考えは、しばらく前から提唱されていますが、その実現までの道のりはまだまだ、というのが現状です。

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