笑顔が大切、人はネガティブな感情を見せる人には親近感を抱かない

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favicons?domain=www.mededge Medエッジ 2015.06.05 UPDATE

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(2015年6月3日 Medエッジより) 人はネガティブな感情を見せる人には、とりわけ初対面のような場面では親近感を抱かないようだ。  関係を築いていくときには、「よりポジティブに」「より笑顔に」が大切であるようだ。  米国カリフォルニア大学アーバイン校の研究グループが、心理学と行動科学の専門誌モチベーション・アンド・エモーションのオンライン版で2015年5月26日に報告した。

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奥原剛

大学病院医療情報ネットワーク研究センター 東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野 特任助教 MPH(公衆衛生専門職)

記事の結びに「意識的にポジティブな発言、笑顔を見せるのが大切。そういうこと?」とありますが、作り笑いは見抜かれます(Journal of personality and social psychology 64.1 (1993): 83.)。あと、これは僕の経験ベースですが、笑顔で鼻にかかった声で話す人は、嘘をついていることが多いです(笑)。特にビジネスシーンで鼻にかかった声で話す人は、僕は警戒することにしています。あくまで僕個人の経験ベースですが。

ネガティブ感情は、恐れ→逃走、怒り→攻撃、憎悪→忌避というように、その場その場の短い時間尺度で生存上、重要であり、

一方、ポジティブ感情は、比較的長い時間尺度で、身体的、社会的、知的、心理的リソースを形成するために重要であると考えられます(American psychologist 56.3 (2001): 218)。つまり、健康を維持する、創造性を発揮する、満足感を得る、そしてこの記事のように人間関係を築くなど。

近年はポジティブが大流行ですが、ポジティブ思考が常に万能なわけではありません。「防衛的悲観主義」といって、悲観している方が物事がうまくいくタイプの人もいます(僕もそうです)。防衛的悲観主義者は、無理して楽観するとかえってうまくいかなくなることがあります(Journal of personality and social psychology 51.6 (1986): 1208.)

ネガティブとポジティブには、それぞれに役割があり、人に合わせて、場面に応じて、考え分けることが大事。そういうこと?

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