宇宙滞在中は太りにくい?若田さんのコメントは…

健康・予防

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favicons?domain=www.yomidr.yomiuri.co yomiDr(読売新聞) 2015.09.29 UPDATE

(2015年9月24日 yomiDr(読売新聞)より) 欧州宇宙機関(ESA)は、宇宙滞在中、人間の体温は地上より1度ほど上昇するという調査結果を発表した。  体温が1度上昇すると、消費するエネルギーが2割ほど増えるため、太りにくくなるという。  ESAの研究チームは、宇宙飛行士の額にセンサーをつけ、体内深部の温度を正確に測る方法を開発した。若田光一宇宙飛行士ら11人が国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した際、体温の変化を調べた。

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中田由夫

筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)

ロケットに詰める重量には限りがあります。そのため、詰める食料にも限りがあります。「宇宙滞在中は太りにくい」と言われると、うらやましい気もしますが、無重力空間では重力刺激が加わらないため、骨や筋肉が減りやすくなります。さらに、体温上昇によりやせやすい状況が作られてしまうと、体重減少が加速し、骨や筋肉の減少にも拍車がかかることが懸念されます。

宇宙滞在中の骨や筋肉の減少を抑えるために、どのような運動様式が必要か、という検討が進んでいます。ただし、長時間の運動によって、エネルギーをたくさん消費してしまうと、その分、エネルギーを摂取しなければなりません。エネルギーを節約しながら、身体に十分な負荷をかける運動様式として、インターバルトレーニングが注目されています。インターバルトレーニングについては、別の記事で触れていますので、そちらも参考にしてください。
http://healthnudge.jp/5909

将来、宇宙旅行が可能となった際には、かなり高強度のトレーニングを求められるかもしれません。それに向けて、しっかり体力を高めておきましょう(笑)。

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この記事へのコメント

  • 宇宙旅行が夢なので、
    体力つけておこうと思います

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