なぜ「イクメン」は嫌われるのか?男性も違和感の理由

出産・育児

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favicons?domain=zuuonline ZUU online 2015.10.29 UPDATE

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(2015年10月21日 ZUU onlineより) 同じ言葉でも発する側と受け取る側でとらえる意味が違うことはよくあるが、こと「イクメン」に関しては夫婦間や、メディアと当事者の間に大きな隔たりがある。

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堤 円香

筑波大学 医学医療系 地域医療教育学 助教 MPH 社会福祉士 キャリアカウンセラー(CDA) 修士(公衆衛生学)

昨日、詩人で社会学者の水無田気流(みなした・きりゅう)さんの講演を拝聴しました。タイトルは、「ダイバーシティ 実現の条件~ジェンダー規範がもたらす「時間貧困」「関係貧困」解消のために~」です。歴史・文化的背景や、経済・消費者の社会からみた圧倒的な情報量を、コンパクトに詰め込んだ素晴らしい講演でした。

さて、その講演でも出てきたのですが、ジェンダーギャップ指数(各国の社会進出における男女格差を示す指標)というものがあります。これは、経済分野、教育分野、政治分野及び保健分野のデータから作成され、0が完全不平等、1が完全平等を意味しています。2014年の日本の順位は142か国中104位(0.6584)とOECD諸国の中では特に順位が低くなっています。
http://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2014/201412/201412_04.html

ただ、この数字は、日本の性別分業(極端に言えば「男は外で仕事、女は家事育児」)がどうしても文化的に抜け切れていないことの表れで、さらにいえば、この「イクメン」という言葉は、「良い」「悪い」は別にして、こうした性別分業や終身雇用や社会の仕事のあり方と文化に一石を投じるためのキーワードであると感じています。

私はジェンダー論の専門家ではありませんが、「介護と仕事の両立」を考えるにあたっても、「イクメン」「ケアメン」(介護をする男性を指す)という言葉が、わざわざ記事になるような特別なことではなく「当たり前」のであってほしいと願っています。

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