「スーパーフード」新商品が続々 高栄養・植物由来、北米発で人気

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favicons?domain=apital.asahi 朝日新聞デジタル(アピタル) 2015.11.05 UPDATE

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(2015年11月 3日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) 「スーパーフード」をご存じですか? ビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養素を多く含む植物由来の食品で、10年ほど前から米国で広がりました。日本でもココナツオイルのブームなどを経て、スーパーやコンビニの棚に並ぶようになってきました。  たとえば「スピルリナ」。藻の一種で大豆よりたんぱく質を多く含み、スムージーやパン生地に混ぜて食べる。スプーン1杯(4グラム)の粉末で、1日に必要な緑黄色野菜120グラムと同等の栄養がとれるという。

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奥原剛

大学病院医療情報ネットワーク研究センター 東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野 特任助教 MPH(公衆衛生専門職)

モヤモヤする記事ですな。要約すると、栄養素を多く含む「スーパーフード」を使った新商品が続々→品質保証が課題→日本スーパーフード協会の理事のコメントと協会のホームページを紹介。で、スーパーフード協会のホームページを見ると、「企業の方へ。スーパーフードを活用したビジネスのコンサルティングをいたします」「個人の方へ。スーパーフードを仕事にしませんか」。もちろん資格と講座の紹介も。

要するに、この記事からは「金」の臭いしかしないのですが、どうでしょう? ところが、この記事は「朝日新聞の医療サイト」の「健康・予防」カテゴリーの「栄養・食事」欄に載っています。経済欄の間違いでは?

記事は、スーパーフードを使ったチョコやアイス、ポップコーンなどを紹介していますが、そもそも、そういう嗜好品は毎日食べれば健康に悪く、たまに食べればいいわけで、たまに食べるだけのスーパーフードを使ったお菓子にどれだけの意味がございましょうか。それに、スーパーフードのお菓子ってお高いんでございましょう? あたくしどもには手がでませんわ~。

スーパーフード協会ではなく、疫学の研究者に取材して下されば、もう少し一般市民にも役に立つ健康情報になったのではないでしょうか。

あ、メディアの皆様へ、このヘルスナッジに書いておられる研究者の方々でしたら、喜んで取材に協力させていただきますよ(ただしまともな企画なら)。

前にも書きましたが、近所の普通のスーパーで売っている魚、肉、豆、野菜、果物などをバランスよく食べることを真の「スーパーフード」と呼びたいです。そういう情報発信を行う「スーパーのフード協会」を立ち上げましょうか? メディアの方が“間違えて”取材に来てくれないかしら。

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この記事へのコメント

  • スーパーフードって、漢方のことですか?

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  • スーパーフードの流行は、人気のセレブがつくるという話を聞いたことがあります。
    つまり、セレブが食べればなんでも「スーパーフード」になってしまうという事です。この話はどこまで本当かわかりませんが、食材自体のチカラではなく、「○○さんが食べているからきっといいもの!」という、人に依存したイメージがあるので、スーパーフードはあまり好きになれません。(>_<)
    (食材自体が素晴らしければ、話は別ですが・・・)

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