ハーバードの医学生、一滴の血液でがんを診断する方法を開発!
- 4,676
- 3
- 0
HARVARD 2016.01.12 UPDATE
(2016年1月6日 HAEVARD 概要を日本語で要約) ハーバードの医学生が一滴の血液でがんを診断する方法を開発した。通常、がんの診断には侵襲的で危険も伴う生検を行うのが一般的だが、この方法が確立されれば1滴の血液だけで1時間ほどで診断が可能になる。現在は前立腺がんと大腸がんを対象に研究されており、その正確性は90%だが、今後様々ながんの診断をさらに高い可能性で行うことになるのではと報じられている。またがん遺伝子の変異も特定できるようになるため、医師がどの薬を使うべきかについて非常に有用な情報を得ることができるようになる。
たった一滴の血液でがんを診断するという画期的な方法を、なんと医学生が開発しました。ただただ、素晴らしいです。低コストで臨床応用可能なレベルになれば、がんの診断・治療は大きく様変わりする可能性があります。
一方で、一見して「便利!素晴らしい!」と思えるものには、常に気を付ける必要があると思います。臨床応用開始後しばらくは、正確性の問題(見落としがある)が予想されます。また、簡単にがんを診断できることが、本当にいいのかについても考える必要がありあそうです。従来ならしなくてもいい心配をしなければならなくなるかもしれません。中長期的には、日本・世界の平均寿命がさらに押し上げられるでしょう。画期的な発明・研究が世に出たとき、その努力と成果は称賛されるべきだと思いますが、一方で私たちがそのイノベーションを利用することが本当に自分や家族・仲間たちの幸せにつながるのか、常に考えることが大切だと思います。
送信完了
いいね!しているユーザー一覧
コメント編集
この著者による他の記事
アクセスランキング
この記事へのコメント