寝る前の飲酒はよく眠れる?
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日経Gooday(グッデイ) 2016.03.28 UPDATE
1日1問クイズに答えて、“さびない”カラダに!
うーん、この記事、問題文と、解説が適切な対話になっていない気がしますが・・・?
問題文で言及している
「よく眠れる」
の定義次第で、正解は、「ホント」とも言えるのではないかと思いました。
「よく眠れる」かどうかは、どういう定義・視点で議論されるべきでしょうか?
私が認識している限り、一般臨床では、以下のあるような4つの視点で、不眠症を考えています。
http://www.m-junkanki.com/short_explanations/sleepditurb/sleep.html
【以下引用】
不眠症のタイプ
(1) 入眠障害 床に入ってから寝付くまでに1時間以上かかる。
(2) 中途覚醒 睡眠中に2回以上目覚め、その後なかなか寝付けない。
(3) 早朝覚醒 通常の起床時刻より、2時間以上早く目覚める。
(4) 熟睡障害 よく眠ったとの実感がない。
該当するタイプは、複数にまたがることが少なくない。
【引用ここまで】
記事が言及しているのは、熟眠障害や中途覚醒の話でしょう。
一方、外来などでお話を聞いていると、寝る前の一杯が好きな人が求めているのは、入眠障害の解消ではないかと私は感じます。
つまり、この記事は、異なる視点の「不眠症」の議論をしているように感じられます。
何事もメリットデメリットのバランスだと思います。
記事には、飲酒による睡眠に対するデメリットをたくさん上げていますが、これはあくまで一般論であり、人によってはこのようなデメリットを感じない人もいるでしょう。
そういう人が、メリット(スムーズな入眠、や、飲酒することによる高揚感?)だけを感じるのであれば、それはそれでいいのかもしれません。
私個人としては、一般論としては、深酒や、寝る前の飲酒は、お勧めしませんが、飲酒量が少量で、本にの予備周りの人が、特にデメリットを感じていないなら、それはそれでいいんじゃないですかねぇ。
なんでもかんでも健康にいいとか悪いとかゼロイチ思考にならずに、やりたいこと・ハッピーなことをやるという視点も重要なのではないでしょうか。
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