松下綾

薬剤師 医科学修士

ゴールデンウィークも後半戦に突入しました。開業の医院さんなどは休診の医療機関も多いからでしょうか、
年中無休の私たちのようなドラッグストアには、こういった時期に薬や病気に関する問い合わせが多くあります。
記事には薬を飲み忘れてしまうことを防ぐための方法としてスマホアプリを使う方法などが紹介されています。
よくあるのが、「飲み忘れてしまったのですが、どうしたら良いでしょうか？」という電話での問い合わせです。
この患者さんは、私としてはこの時点でもう正しい判断をしている、と思っています。
なぜなら、飲み忘れたときにちゃんと薬剤師（などの専門家）に問い合わせをしているからです。
薬は飲み忘れを防ぐ目的で１日３回、食後などの用法で出ていることが多いですが、実際には厳密に食後でなくてもよい薬や、飲み忘れによるタイムラグがそこまで問題にならない薬もあります。
対応の仕方は薬によって異なりますので、「あ、飲み忘れた」と気づいたら、まずは近くの薬局へ電話してみるのが、一番なのではと思います。意外と思われるかもしれませんが、ドラッグストアには他医療機関や他薬局で処方された薬に関する問い合わせもよくあります。だから他の病院でもらった薬だから…と遠慮せずに、ドラッグストアの薬剤師を利用するのも、賢い選択だと思いますよ。