【からだのレシピ】閉経後の内臓脂肪型肥満に注意

健康・予防

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favicons?domain=www.sankei 産経新聞 からだ 2016.08.02 UPDATE

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■女性専用の健康体操教室「カーブス」 無理のない運動で燃焼  肥満の中でも、さまざまな生活習慣病の引き金になるのが内臓脂肪型肥満だ。もはや男性の専売特許ではない。専門医は「閉経後の女性はとくに太りやすくなる。自分に合った方法で、内臓脂肪を減らすことが大切」と中高年の女性にも注意を呼び掛けている。

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中田由夫

筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)

閉経後女性は内臓脂肪蓄積に注意、という記事です。月経があるうちは、女性ホルモンの働きによって、体重が増えたとしても皮下脂肪が増えやすく、あまり内臓脂肪が蓄積されません。女性ホルモンの出ない男性では、内臓脂肪が蓄積されやすいのと対照的です。ところが、閉経を迎えた女性では、女性ホルモンの働きがなくなってしまうため、男性と同じく、内臓脂肪が蓄積されやすくなるのです。

記事中、「筋肉がつけば代謝がよくなり、内臓脂肪は燃えやすくなる」という医師の言葉がありますが、そう簡単に筋肉はつきませんし、筋肉がついても代謝はそれほどよくなりませんので、それだけで内臓脂肪が減る、ということはあまり期待できません。むしろ、トレーニングそのものによるエネルギー消費量の増大が重要です。このことは以前のナッジを参照してください。
http://healthnudge.jp/10698

記事中、女性専用の健康体操教室「カーブス」が紹介されています。カーブスでおこなわれている、いわゆるサーキットトレーニングは、手法としてはよく知られている方法ですので、特に体力の低い、運動習慣のあまりない女性には、安心して取り組んでもらえる内容だと思います(わたしは男性なので、実際には体験したことはありません)。

また、記事中、「筑波大学との共同研究」とありますが、具体的な学術論文等が引用されておらず、紹介されている内容の真偽は定かではありません。「25%強」という数字よりも実際の運動効果は小さくなるかもしれませんが、カーブスに限らず、内臓脂肪に対するある程度の運動効果は期待できますので、内臓脂肪が気になる方は、是非、運動を実践してください。

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