都会で自転車、道路から数m離れると大気汚染の影響は軽く、ラッシュアワーは要注意
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Medエッジ 2015.04.21 UPDATE
(2015年4月13日 Medエッジより) 都会で自転車に乗る場合、ラッシュアワーなど交通量の多いときには大気汚染の影響を受けるようだ。 ただし、高速道路から少し離れるといった工夫で汚染の影響を避けられて、健康への利益も十分出てくるという。 米国コロンビア大学メールマン公衆衛生学部の研究グループによる研究について、同大学が2015年3月31日に報告している。
おもしろい!愛好家とコラボして、楽しくデータとって、社会に役立つような成果を出す。公衆衛生の研究の醍醐味です。観光が有名な都市では、観光客などが自由に低料金で使える自転車のシェア(街乗り自転車ステーション?)が増えてますね。2011年にバルセロナにある同様のサービスの「健康影響」を調べた研究では、大気汚染によう健康被害の影響などを差っ引いても、運動量が増えることなどによって、18万人のサービス利用者のうち、年間13人相当の死亡を防止する効果があり、344キロの二酸化炭素の削減がされるとの推計が出ています。http://www.bmj.com/content/343/bmj.d4521
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稲田 晴彦
筑波大学 医学医療系 福祉医療学分野 助教 医師 日本医師会認定産業医 博士(医学) ※2015年7月末まで
自転車が健康に与える影響のより包括的な分析結果も報告されています。自転車では交通事故が心配ですが、それを考えても、平均的にはメリットのほうが大きいようです。人々が自然に自転車で移動したくなるような街づくりが重要となります。
出典:http://www.oecd-ilibrary.org/transport/cycling-health-and-safety_9789282105955-en
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