深刻な出来事を幼児期に経験すると、1型糖尿病のリスクは5倍にも |

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favicons?domain=www.mededge Medエッジ 2015.05.04 UPDATE

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(2015年4月21日 Medエッジより) 深刻な出来事を幼児期に経験すると、1型糖尿病になりやすくなるようだ。  スウェーデンのリンショーピング大学の研究グループが、糖尿病の専門誌であるダイアベトロジアに2015年4月14日に報告した。

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近藤尚己

東京大学 大学院医学系研究科 健康教育・社会学分野 保健社会行動学分野 准教授 医師 社会疫学者

1型糖尿病は原因がはっきりしません。本来最近など、外敵を攻撃するはずの免疫機能が自分の細胞を攻撃してしまうという、自己免疫疾患や、遺伝、ウイルス感染など、様々な可能性が指摘されています。この研究は、大規模なデータを集めて追跡することで、小さい時の深刻な出来事の経験という新たな危険因子の仮説を提示しました。遺伝子は生涯に変わりませんが、幼少期のストレスが、遺伝子から情報を読み取る時の\エラーを起こして、そこから作られるタンパク質の合成成分を変えてしまい、将来特定の病気になる可能性を高める可能性があることが近年わかってきています。この研究ももしかしたらそういうことを示唆しているのかもしれません。大きなデータの安全な利用が進み、さらなる研究が進むことを期待。同じく原因不明の川崎病なども、大規模なデータ収集でいつか原因が分かるようになるかも。

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