「健康寿命」日本が首位 男性71・11歳、女性75・56歳 英誌に188カ国調査
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産経ニュース 2015.09.01 UPDATE
(2015年8月28日 産経ニュースより) 世界188カ国の2013年の「健康寿命」を調べたところ、日本が1位だったとする調査結果を米ワシントン大(西部ワシントン州)などの研究チームが27日付の英医学誌ランセットで発表した。健康寿命は介護が必要だったり、日常生活に支障が出る病気にかかったりする期間を除き、自立して過ごせる期間を示す。
さて、「健康寿命」はどのように定義されているのでしょうか?
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/21_2nd/pdf/4_2_1.pdf
”健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義”
(坪谷注:ちなみに自己回答なので回答者の主観です)
同じ健康の問題があっても(例:両足が無い)、便利な車いすがあれば、「健康上の問題で日常生活が制限」されないかもしれません。
社会がいわゆるバリアフリーなら「健康上の問題で日常生活が制限」されないかもしれません。
多くの公共交通機関・飲食店・スーパーが、そういう人を受け入れる環境を整えれば「健康上の問題で日常生活が制限」されないかもしれません。
「受け入れる」とは、そこの従業員が、そういう人を、見下したり、いい意味で特別視しないことでしょう。
見下したり、変に特別扱いされると、その人としては、行きにくくなるかもしれません。「健康上の問題で日常生活が制限」されるということですね。
つまり、日本人の健康状態が何も変わらなくても、リベラルな社会になれば、健康寿命は延びると思われます。
単に病気が無い、ということは、もちろんハッピーな状態でしょうけど、誰だって病気になることは避けることはできません。
誰だって病気にはなりますが、今の時代、がんだって心筋梗塞だって、即死亡を意味するわけではないでしょう。
何かしらの人が何かしらの病気を抱える社会です。
「健康上の問題で日常生活が制限」されるかどうかは、社会の物理的な受け入れ態勢、社会を構成する人々の意識、でかなり左右されると思います。
あまり他者に干渉・期待しすぎることなく、様々な背景・障害・病気・価値観がある人々が、それぞれがやりたいことを楽しくやることが受け入れられる社会に日本がなってほしいと思います。
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