お金持ちは健康のため、貧困層は家事のための運動。中国で拡大する「健康格差」とは?

健康・予防

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favicons?domain=healthpress HEALTH PRESS 2015.09.08 UPDATE

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(2015年9月5日 HEALTH PRESSより) 健康格差という言葉を聞いたことがありますか?例えば、貧困は、不衛生な環境や低栄養をもたらし、感染症の蔓延などを引きおこし、結果的に社会の中で貧富の差による大きな健康格差を生み出します。かつての日本もそうでしたし、今でも発展途上国では大きな問題です。しかし、これは、発展途上国だけの問題ではありません。経済が発展し、衛生環境も向上している、先進国でも、じつは、この健康格差は少なくなるどころか、むしろ広がっていることが明らかになりつつあります。

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村山洋史

東京大学高齢社会総合研究機構 特任講師 看護師・保健師 博士(保健学)

中国の高齢化率は約15%。日本に比べるとまだまだ低いですが、高齢者人口(65歳以上の人口)は2億人以上。日本の人口の約2倍です。とんでもない数です。

金持ちは、お手伝いさんを雇って家事はあまりせず、その分の時間で健康のために運動をする、そうでない人は、生活に追われてなかなか運動だけをする機会が持てない。。。という感じでしょうか。

中国では、特に農村部で保険制度が未だ十分に整備されていないと聞きます。そういう点では、高齢化で高齢者人口が増えれば、病気を持つ人も増える。その一方で、医療あるいは予防医療へのアクセスは所得等の社会経済的状態(socioeconomic status: SES)によって差が生じている、といったSES格差が健康格差を生み出すという構図が助長される可能性は大きいように思います。

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