高齢者のアルコール依存症が増えているのはなぜ?

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favicons?domain=gooday.nikkei.co 日経gooday 2018.10.05 UPDATE

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【問題】近年、高齢者のアルコール依存症の人が増えています。その理由の1つとして挙げられるのが、「高齢になると、アルコールの分解速度が落ちてしまうから」。これってホント? ウソ?

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村山洋史

東京大学高齢社会総合研究機構 特任講師 看護師・保健師 博士(保健学)

アルコール依存の患者さんの中での高齢者の割合が増加しているという記事です。記事内でも言及されているように、高齢化が進み、社会全体で高齢者の占める割合が増加しているので、アルコール依存の患者さんの中での高齢者の割合が増えても不思議ではありません。こういった場合、「年齢調整」(集団内の年齢構成の影響を取り除く方法)という方法を取らないといけません。
記事からは、年齢調整の結果を知ることはできませんが、人口の高齢化のスピードに比べて、アルコール依存の患者の中での高齢者割合の増えるスピードが速いので、年齢調整しても高齢者割合は増えているかもしれません。
厚生労働省のサイトをチェックしたところ、「近年、アルコール多量摂取者の中での女性と高齢者の割合が増えている」と紹介されていました。
アルコール分解能などの生理的な機能の変化も原因だと思いますが、特に男性で「退職してすることがなくなり、それがストレスでお酒に逃げる」というケースも少なくないようです。
仕事をしていると色んなストレスを感じますが、仕事がなくなったらなくなったでストレスを感じてしまうとは皮肉ですね。そうならないように、自分のいきがいを見つけるのも大事ですし、どんな世代でも楽しみやいきがいを見つけるチャンスの多い社会を作っていきたいですね。

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