PM2.5が脳の老化に影響
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Medエッジ 2015.10.02 UPDATE
(2015年9月30日 Medエッジより) 大気汚染は脳の老化と機能に影響する可能性があるようだ。米国の南カリフォルニア大学ケック医学校の研究グループが、神経分野の国際誌であるアナルズ・オブ・ニューロロジー誌で報告した。同大学が6月に紹介しているもの。 大気汚染が、呼吸器疾患や肺の機能、心臓機能に影響すると知られている。 大気汚染に関連するPM2.5といわれる微粒子は2.5マイクロメートル(マイクロは百万分の1)より小さく、肺や血管に容易に入り込む。
PM2.5というと「大気汚染」のイメージですが、タバコの煙も典型的なPM2.5だということをご存知でしょうか。
例えば、自由に喫煙できる居酒屋のPM2.5は、約570µg/㎥で、中国政府が最悪と評したときの北京市の大気とほぼ同じ水準です。そして、この値は、アメリカ環境保護局の基準値で言うと、「緊急事態」です。
また、不完全な分煙の居酒屋の禁煙席のPM2.5は約340µg/㎥で、これもアメリカ環境保護局の基準値で言うと「緊急事態」です。念のためにくり返しますけど、「禁煙席」ですよ。禁煙席が、「緊急事態」なんです。そういう職場で働く人たちは、毎日、緊急事態レベルのPM2.5を吸い込んでいるわけです。
池袋駅東口前にあるような、壁で囲っただけの喫煙所のそばなども、やばいでしょうね。
日本のあちらこちらにPM2.5緊急事態のスポットがあるわけです。
記事の内容から話がそれてすみませんが、日本の場合、PM2.5で問題となるのは、受動喫煙です。
タバコを吸わない人にとっては、迷惑な話ですよね。
こちらに分かりやすいグラフが載っています。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-05-005.html
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