39歳で認知症と診断されたトップ営業マン 今も社員を継続

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favicons?domain=business.nikkeibp.co 日経ビジネスオンライン 2015.12.11 UPDATE

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(2015年12月10日 日経ビジネスオンラインより) 仙台市に住む丹野智文さんは2013年、39歳のときに若年性アルツハイマー型認知症と診断された。当時、大手系列の自動車販売会社の営業職で、成績はトップクラスだった。「これでクビになるのではないか」。そんな不安が襲ったが、会社の理解のもと、事務職に移り、今も勤務を続けている。 認知症になって会社を辞めざるを得ない人がたくさんいる。会社を辞めれば生きがいがなくなってしまう。危機感を募らせる丹野さんは現在、休日を利用して、自らの経験を語る活動に力を入れる。 認知症という病の実態、仕事や会社のこと、そして現在抱える様々な思いを語ってもらった。

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近藤尚己

東京大学 大学院医学系研究科 健康教育・社会学分野 保健社会行動学分野 准教授 医師 社会疫学者

若くして認知症になるアルツハイマー病になった男性との対談記事です。

「認知症だから何もできないと決めつけないで」という最後の言葉がとても示唆に富んでいると思います。

周りの人が、「あの人は病気だから」と決めつけて仕事を奪ってしまったり過剰に配慮してしまったりすれば、この記事の丹野さんが感じたように本人はとても不快に思うし、仕事を失うなどの差別につながることもあります。

反対に、「自分は病気だから」と自らを卑下してしまい、やれることをやらなくなったり、人目を避けるようになったりする場合もあります。これを自ら自分に「烙印(スティグマ)」を押す行為という意味で、セルフスティグマと呼びます。丹野さんは、周囲の理解とご自身の前向きな活動でセルフスティグマの状態から次第に抜け出すことができたようです。

高齢化に伴い認知症は確実に増えていっています。「もう認知症だから」と本人がやれることを奪わないことが大切だな、とこの記事を読んであらめて感じました。ぜひ多くの人に読んでほしいです。

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