運動で認知機能に効果 その内容とは?
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朝日新聞デジタル 2015.12.18 UPDATE
(2015年12月16日 朝日新聞デジタルより) 残念なことに、認知症の改善を信頼性の高い臨床試験で示した根本的な治療薬はいまのところありません。信頼性が高い試験とは「ランダム化比較試験」のことをさします。試験を受ける人と受けない人(偽薬などを使う)とを、意図的な操作をせずランダムに(無作為に)割り付けるなどして比べる方法のことです。
「糖尿病は認知症予防」というシリーズ記事の中で、認知機能に対する運動効果について、世界的な動向を踏まえてまとめられた、とても分かりやすい記事です。専門用語がいくつか出てくるので、ちょっと難しく感じるところがあるかもしれませんが、平易な言葉で置き換えて説明してくれていますので、十分に理解できるのではないかと思います。
詳しくは元記事を参照いただきたいのですが、認知症に対して効果的な治療薬がない中で、運動による認知機能改善効果を示す研究論文がいくつか発表されてきています。まだまだ発展途上ですので、確かなことは言えませんが、認知症予防として運動に取り組み始める年齢が早く、運動の継続期間が長いほど、効果が認められやすくなることが示唆されています。
今後の研究で、もう少し違ったことが明らかになってくると思いますが、効果が期待されている「運動」は、「無料(ただ)」でできます。どのような運動がよいのかはまだ明確ではありませんので、運動・スポーツに限らず、からだを動かすことができれば「何でもよい」と思います。できることから始めて、「続ける」ことが大切です。
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