定期の口腔ケアで長生き
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yomiDr(読売新聞) 2016.01.14 UPDATE
(2016年1月13日 yomiDr(読売新聞)より) 口の中をきれいにする口腔ケアは、有害な細菌を減らすことで、虫歯や歯周病に限らず、全身の様々な病気を予防したり、改善させたりすることがわかってきた。 糖尿病では歯周病の治療によって血糖値を下げるインスリンがよく効くようになる。国内の研究では、歯周病の治療をした糖尿病患者は、治療をしなかった患者に比べ、治療3か月後の血糖の状態が改善したという。
口の中の細菌は、知らない間に肺に入り、免疫力の弱い高齢者では肺炎の一種である誤嚥性(ごえんせい)肺炎を引き起こすこともあります。肺炎は現在では日本人に3番目に多い死亡原因ですので、口腔ケアで長生きにつながると言えます。肺炎以外にも記事にあるような糖尿病への効果も示唆する研究が増えています。予防のための歯科医院への定期受診が大切ですね。ちなみに、専門的な研究的な観点からは、「かかりつけ歯科医に定期受診する人は歯科以外の健康意識も高いことが多い」ので、そのあたりを区別して明確にする研究手法が求められています。
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Goro Hirano
どうもありがとうございます。発展途上国に5~10年滞在してボランティアをするときには、どうすればよいのでしょうか。滞在のための旅行保険は歯科医療はカバーしていないですし、現地では日本なみの歯医者さんはたぶんものすごく値段も高いと思うのですが。
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